放課後のえあばす

三日坊主の三つ目のブログ

趣味全開のアルザス・北ドイツ旅行 1、出国とパリ

0、はじめに

9月10日から19日まで、フランス・ドイツ・オランダの3カ国をめぐる10日間の旅をしてきました。

パリ(1泊)・ストラスブール(3泊)・ハンブルク(3泊)・アムステルダム(1泊)の4都市に滞在し、ストラスブールからコルマールハンブルクからキールへそれぞれ日帰りで行くというプランです。

なぜストラスブールハンブルクを選んだのかについては後々紹介することにして、今日は出発編とパリについて書いていきたいと思います。

 

1、日本からパリへ

9月10日、月曜日に不意打ち気味に発生した台風は本来であればこの日の9時に直撃(フライトは11時)する予定でしたが、無事前日のうちに日本海へと抜けて行きました。

関空で叔父さん夫妻から見送りを受けた私は、10日間一人の欧州旅行が割と不安で、20分に一回はパスポートと搭乗券の位置を確認していました。(逆に無くす危険が高い)

国内線と対して変わらない手荷物検査と、あっけない出国審査を受けると、そこはすでに「日本であって日本でない」場所になります。

搭乗ゲートにはすでに「パリ」の文字が、カタカナの「パリ」ってちょっと抜けた感じがしますね。

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さて、初めての国際線、フランス人CAさんはきっとフランス語で話しかけてくるだろうと構えていると……

「コンニチハ!」

「こ、こんにちは」

実に流暢な日本語でした。

そんなこんなで席に着き、AF291便は無事パリ・シャルル・ド・ゴール空港へと旅立ちました。

国際線で一番の楽しみはやはり機内食なのでは無いでしょうか、離陸から2時間ほど経つとランチ(現地時間的には朝6時なので朝食?)が運ばれてきます。運んできたCAさんは日本語が出来ないらしく、英語で何が欲しいか聞いてきました。そこで私は、精一杯英語らしく

「トメィトゥジュース、プリーズ」

と言い、相手も「なるほど」と言った感じで飲み物を取り出してきました。なぜかボトルに入った「トマトジュース」を見ながら、

「フランスではトマトジュースもボトルに入れるんだなあ、お洒落だなあ」と思って一口飲むと、それは紛れも無い赤ワインでした。

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(トメィトゥジュースとレッドワインと、聞き間違えるにしても何か他にあるやろ……)とは思うものの、機内食は実に美味しく、しばらく食べられないであろう和食を満喫しました。

食べ終わるとそこはすでにロシア上空、とは言え12時間のフライトのうち9時間くらいはロシア上空です。なぜかエールフランスが機内プログラムにチョイスした実写版「暗殺教室」を観た後、数時間ほど眠り、いよいよパリに到着です。

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(これは関空)

 

2、パリ到着

バゲージクレームで薄汚れて帰って来たスーツケースに国際線を感じながら、ロワシーバスで一路パリの中心部へ、オペラ座前の停留所で最初に観た建物は「ユニクロ」でした。早くも日本語との再開を果たしたところで歩いて20分のホテルへ、石畳+坂道のコンボが容赦なく襲いかかります。

ようやくホテルに着くと、エレベーターが見当たらないのに部屋が6階です。(ヨーロッパでは地面に接する階を0階としてカウントするので、実質7階)絶望しながら登ると、階段の踊り場に怪しげなドアとボタンが、ボタンを押して恐る恐るドア開けるとそこにはやっぱりエレベーターがありました。1/2階、3/4階、5/6階に止まるという効率の良い方式にある意味感激しながら、その日はスーパーで夕飯を買い、フランスの国民的飲料オランジーナが日本とまったく変わらない味なのに感動しながら一夜を過ごしました。

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ムーラン・ルージュまで徒歩3分のある意味超好立地なので、深夜まで酔っぱらいの声がしてましたが、それはそれです。

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昼はカフェで夜はお酒を出すお店、何か聞いたことはあるような……?

次回、パリからアルザス地方のメイン都市、ストラスブールへ向かいます。